こんにちは、みさとです!
東伊豆町稲取の発祥とされている「吊るし雛」。
稲取では毎年「雛のつるし飾りまつり」が開催されています。
この時期は吊るし雛で稲取の町が華やかに彩られるのでおすすめです。
今回は、吊るし雛の魅力や歴史を紹介します!
稲取の雛のつるし飾りとは
日本三大つるし雛と発祥の地「稲取」
つるし雛を飾る風習は日本全国にあります。
- 雛のつるし飾り【伊豆稲取地方(静岡県)】
- さげもん【柳川地方(福岡県)】
- 傘福【酒田地方(山形県)】
これらを「全国三大吊るし飾り」と総称しています。
伊豆半島の左側に位置する「稲取温泉」は吊るし飾りの発祥の地とされています。
稲取の「雛のつるし飾り」は江戸時代後期の頃からとされ、100年を超える歴史があります。
当時も雛人形を飾る文化はあったものの、とても高価で一般家庭では手に入れることができないものでした。
そこで、雛人形を飾れない一般家庭のお母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちがお古の着物の端切れなどを用いて、
女の子の健康と幸せの意味合いを込めた様々なモチーフの小さな人形を作って飾ったのです。
愛が詰まってる…!
雛のつるし飾りの意味
「雛のつるし飾り」の人形にはそれぞれ意味が込めまれています。
稲取名物の金目鯛。お祝いには、欠かせない縁起物。赤い色は魔よけの色とされています。
呪力があるとされている。福や不苦労をかけている。
他にも女の子の厄払いや健康を祈る、桃やとうがらし、柿、羽子板、ほおづき、鶴。
こどものすこやかな成長を祈る、這い子人形や座布団、枕。
福を招く、だるまやおかめなどたくさんの人形があります。
カラフルな生地で作られた吊るし飾りは、とても華やかで可愛いのでぜひじっくり鑑賞してみてください。
実は、自宅でもつるし飾りを楽しめます。
つるし飾りだけでも十分可愛いですが、お持ちの雛人形と並べると華やかさがアップしますよ!
手作りキットもあるので、お子様を想いながら作ってみるのもいいですね!
2024稲取の雛のつるし飾りまつり概要
開催期間
2024年度の雛のつるし飾りまつりは2024年1月20日(土)〜2024年3月31日(日)の日程で開催されます。
開館時間は9:00~17:00(最終受付16:30)です。
主なイベント
「文化公園雛の館」をメイン会場に全4会場が開館します。
- メイン会場:文化公園 雛の館(入園料500円)
- 協賛会場:なぶらとと(入園料100円)
- 協賛会場:収穫体験農園ふたつぼり(入園無料)
- 協賛会場:八幡神社(入園無料)
また、1617年に創建とされる素戔嗚神社では、神社の108段の階段に雛人形と吊るし飾りが展示されます。
雛人形を飾る階段は日本一で、階段下から見る景色はまさに圧巻!
階段上から見ると、お雛様とお内裏様の後ろ姿と稲取の海を一望できるのでおすすめです!
素戔嗚神社の雛壇飾りは2024年2月17日(土)〜2024年3月10日(日)。
展示時間は10:00~15:00で雨天の場合は中止です。
108段の雛かざりはすごい!
「雛のつるし飾りまつり」開催中は、隣町の河津町で「河津桜まつり」が開催されています。
ぜひ「河津桜まつり」も楽しみましょう!
つるし飾り体験をしよう!
稲取では、つるし飾り制作体験ができます。
中でも絹の会は、伊豆稲取固有のつるし飾り製作工房です。
初級、中級、上級コースがあり、作る品目によって料金や時間が異なります。
つるし飾り制作体験教室は電話で受け付けています。
絹の会
- 住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取429
- 電話番号:0557-95-0722
- 営業時間:9:30~18:00
- 定休日:火曜
- 料金:キット金額550円〜、講習料550円〜 ※作るものにより異なる
- URL:https://www.kinunokai.com/
宿泊は「稲取銀水荘 」がおすすめ!
「雛のつるし飾りまつり」に行く際におすすめのホテルは「稲取銀水荘 」です。
全室伊豆諸島を一望できる客室と、客室係のきめ細かい接遇サービスが売りの旅館。
卓球コーナーや貸出ボードゲームもあり旅館内でも楽しめます。
ペットと旅行がしたい方には、併設されているペットハウスが利用可能です。
おすすめの飲食店「お食事&かき氷 キッチンZEN」
稲取に来たらぜひ行ってほしい「お食事&かき氷 キッチンZEN」
絶品の定食とSNS映え間違いなしのかき氷を楽しめるお店です。
稲取港を見渡せる海沿いにあり、景色も抜群!
元板前の店主が旬の食材をたっぷり使った和定食は絶品です。
ボリューミーなかき氷も季節ごとに変わるのでいつ行っても楽しめるのが魅力です。
雛のつるし飾りを楽しもう
稲取のつるし飾りは子どもの誕生を祝って、たくさんの人々によって作られた愛の詰まった品物です。
いつになっても親が子を思う気持ちは変わりません。
この時期ならではの雛のつるし飾りを楽しみながら、親の愛や子どもの成長を祈ってみるのもいいですね。