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【妊娠】妊娠高血圧症候群って何?症状は?体験談をお話しします!

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妊娠高血圧症候群って知ってる?
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みさと

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みなさん、妊娠高血圧症候群って知っていますか?

ざっくりいうと普段は血圧正常な人が妊娠をきっかけに高血圧になります。(ほんとざっくり)

約2年前、私は妊娠中で幸い順調な経過を送っていました。

しかし、妊娠高血圧症候群になったのです。

その時の経験をお伝えしたいと思います。

妊娠高血圧症候群ってなに?

簡単に分かりやすく説明します。

昔は妊娠中毒症と呼ばれていました。

現在は

  • 妊娠高血圧症
  • 妊娠高血圧腎症
  • 高血圧合併妊娠

などがあります。

妊娠高血圧症は妊娠20週から産後12週までの間に元々高血圧でなかった人が140/90mmHgを超えるようになります。

臨月に近づくほど血圧は上がりやすく発症が早いほど症状が重くなると言われています。

私は妊娠前は低血圧だったのに、出産前後は血圧160/110mmHgになりました…

高血圧になると腎臓に大きな影響を与えるので腎臓からタンパク質がもれ、タンパク尿が出てきます。

この妊娠高血圧症に加えタンパク尿が出てきた場合、妊娠高血圧腎症となります。

2018年からはタンパク尿が出ていなくても肝機能障害、腎機能障害、神経障害、血液凝固障害や赤ちゃんの発育が不良になれば妊娠高血圧腎症に分類されるようになりました。

(妊娠高血圧症+タンパク尿=妊娠高血圧腎症)

高血圧合併妊娠は元々血圧が高かった人が妊娠することです。

これら妊娠中に起こる高血圧症の総称として妊娠高血圧症候群と呼ばれます。

原因は?どんな人がなりやすい?

原因は分かっていません。

どんな人がなりやすい?

  • 糖尿病や高血圧、腎臓病を持っている人
  • 母体の年齢が高い
  • 家族に高血圧の人がいる
  • 多胎妊娠
  • 初産婦
  • 以前、妊娠高血圧症になったことがある人

この病気は妊婦の約20人に1人がなると言われています。

実際に私も初産婦で高血圧の家族がいました!

症状は?合併症はある?

この病気の怖いところは合併症です。

子癇

子癇とは妊娠20週以降に初めて起きたけいれん発作で、てんかんや脳炎、脳腫瘍、脳血管障害、薬物中毒を原因としないものをいいます。

子癇が治まらない場合は赤ちゃんだけでなくお母さんの命も危なくなる状態になるので、できるだけ早く赤ちゃんをお腹から出してあげることが必要です。

HELLP症候群

妊娠の後半からお産の後に発症しやすいです。

赤血球の破壊(溶血:Hemolysis)

肝臓の機能の悪化(肝逸脱酵素の上昇:Elevated Liver enzymes)

血小板の減少Low Platelet)

を起こし、頭文字を取ってHELLP症候群といいます。

診断が遅れると全身の多くの臓器がダメージを受けて致命的になります。

常位胎盤早期剥離

赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれてしまう病気です。

原因は不明で、発症を予知することも不可能です。

妊娠高血圧症候群で起きることが多いと言われています。

主な症状は性器出血、腹痛、子宮の異常な硬さ、胎動の減少です。

胎盤のはがれた部分が大きいと、出血性ショックを起こしたり最悪の場合、お腹の中で赤ちゃんが亡くることもあります。

お産後に子宮からの出血が多い場合には子宮をとらなければならない時もあります。

胎児発育不全・胎児機能不全

重症の場合には子宮や胎盤での血液の流れが悪く、赤ちゃんが栄養不足や酸素不足になってしまうことがあります。

この結果、赤ちゃんは十分に育たなくなり、普通よりも体重の少ない赤ちゃんが生まれる場合もあります。

また、酸素不足になるとできるだけ早く胎児を取り出さなくてはなりません。

最悪の場合にはお腹のなかで赤ちゃんが亡くなることもあります。

怖いですね…

予防法は?

血圧を上げないようにすること!

太り過ぎ、塩分の取りすぎ、過労やストレスも血圧を上げてしまう要因になります。

妊娠高血圧症に効果のある予防法はないのかもしれないですが、食生活を気をつけることは血圧にも重要です。

体内の塩分(ナトリウム)を外に排出してくれるのがカリウムなのでカリウムを多く含む食材を摂ることも高血圧予防になります。

例えば、かぼちゃ、大根、ほうれん草、イモ類、きゅうりなどに多く含まれてきますよ!

カリウムは腎臓に疾患がある人は要注意です!医師に相談して下さい。

実際の症状はどうだった?

私の場合は妊娠がわかって少ししたらつわりがあったのですが、少し気持ち悪いくらいでそこまで重いつわりではありませんでした。

初期、中期と順調に過ごし、35週に入ったあたりから徐々に血圧が上がってきたのです。

まさに典型的ですね!

そのとき何が1番辛かったかというと浮腫です。

妊婦さんはよく浮腫むといいますよね。

私は初産でちょうどコロナ禍だったのであまり外にも出ることもありませんでした。

最初は運動不足なのか、妊娠してると浮腫むっていうし、こんなもんなのかな?と思っていたんです。

その時の写真です。

足の浮腫み

汚い足ですみません、ゾウさんみたいですよね

足首がなくなり足の甲が腫れてもう痛くて痛くて…泣

さすがにこれは何かあるんじゃないかと自分でも思い始めました。

あとは体重です。

もう、増える増える。笑

私が通っていた産院は体重に関してはあまり厳しいところではありませんでした。

でも自分でも制御できないくらい体重が増えていくんです。(多分ほぼ水分だと信じたい)

ひどい時は1週間に1.5キロから2.0キロくらい増えてた時もありました。

結果的に出産するまでに18キロくらい増えました。(白目)

結果的に最後の検診(39週)で尿タンパク3+で即入院となり、計画分娩の予定になったのです。

家に帰れませんでした…。

入院している時は特に薬などは出ず、管理食だけでした。(お味噌汁なしのご飯です)

計画分娩の前に破水したのでそのまま自然分娩での出産となりました。

入院しててよかったし、何より子供が無事でよかったです。

私の場合、出産してからもあまり血圧は下がらず、1ヶ月検診の時に降圧剤の処方が出てまた1週間後に再診になりました。

授乳中でも飲める降圧剤を処方してもらいました。

ここだけの話、今思い出してみると出産より浮腫みが凄かったことの方が辛かったです。笑

薬を飲み始めると血圧は安定してきてやめてからも正常範囲に戻りました。

戻らない場合は内科受診になるそうです!

血圧は正常範囲になったのですが、妊娠前の血圧には戻っていないので、もし第2子を妊娠することがあればまた気をつけなければいけないなと思っています。

まとめ

私は以前、病院で働いていて色んな病気にかかっている患者さんを見てきました。

しかし、まさか自分が妊娠中に病気になるなんて思ってもみなかったです。

みんな同じことを思うと思います。

お産は何があるかわかりません。

だからこそ自分には関係ないと思わずに、こういう事もあるんだと頭の片隅にも置いていていただけると幸いです。

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